小さなごちそう

プロダクトマネジメントや日々の徒然について

プロダクトマネジメントが難しい7つの理由

企画の承認を得たら要件を整理して共有し、成果物レビューしてリリースされたらプロモーションを行う。言葉にすると簡単だけど、プロダクトマネジメントが一筋縄では行かない理由は何なんだろうか。

  1. 自分たちが提供できるもの、提供したいものを作ってしまう病(自社都合の引力)
  2. ユーザー要望の背後に潜む本質的問題を発見しなければならない
  3. 様々なステークホルダーがプロダクトに対して異なる理想像を描いている
  4. ユーザーは期待通りに都合よく動いてくれない
  5. 企画した通りに実装されることはない
  6. 実はプロダクトだけの問題ではない

あ、7つにしようとしたのに一個足りない。

真の顧客ニーズは何か、競争環境はどう変わるのか、何もかもが不確実で正解がわからない。そんな中で、とにかくPMはいろんな専門家の力を結集してプロダクトを作り、顧客に届ける必要がある。ただ専門家固有のメンタルモデルによるバイアスがあったり、専門家同士の共通言語がなかったりする。さらにはチームに特定のスキルセットが不足していたりもする。専門家同士のの橋渡しをしたり、時には穴を埋めたりといったことをする係がいないとうまく行かない。せっかく発見した市場機会を逃してしまうことになる。

そういう意味ではクロスオーバーするスキルを持ったメンバーで構成されたチームではPMの必要性は限定的かもしれない。

そんな議論に興味がある方はプロダクトマネージャーカンファレンスにぜひお越しください。