小さなごちそう

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プロダクトマネジメントや日々の徒然について

Gunosyが実現するかもしれない「検索がいらない世界」と「マーケティングの理想像」

GoogleGunosyは似ている。どちらもユーザーの過去のアクティビティからパーソナライズした情報をユーザーに提示するサービスだ。


違うのはGoogleが検索キーワードを入力するというユーザーの能動的なアクションが必要なプル型であるのに対して、Gunosyは受動的に情報を受け取るプッシュ型であるという点だ。

これはすごく大きな転換なのではないか。

Google Adwordsではニーズが顕在化していてソリューションを探している層にはリーチできるが、課題を持ちながら自覚していない潜在層にはリーチしにくい。
 
Gunosyが企業の製品に興味がありそうなユーザーに、有料で製品情報を配信できたらどうだろうか。広告主側がある程度、知らせたい相手(ターゲット)を初期値として与える必要があるかもしれないが、配信後のクリック結果を元に配信先が自動的にチューニングして精度を高めていく。結果として企業側が思っても見なかった層にニーズがあることを発見できるという訳だ。
 
もしGoogleGmailアドレス宛に過去の検索行動を元にした広告メールを送って来たら、僕はかなりの嫌悪感を感じると思う。
一方でもしGunosyが僕が興味を持ちそうなソリューションの広告をニュースメール中に挿入したとしても、僕は嫌悪感は抱かないだろう。
 
いわゆるビッグデータを企業が勝手に分析して消費者の嗜好を分析することには抵抗感を覚えるが、受動的に情報収集するためのサービスであるGunosyが分析するぶんには心理抵抗は少ない。マッチング精度が高ければ、むしろ感謝するかもしれない。
これはマーケティングの理想的なあり方ではないだろうか。
 
半年後、GunosyはGoogleに買収されているかもしれない。