プロダクトマネージャーの道具箱

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小さなごちそう

プロダクトマネジメントや日々の徒然について

プロダクトマネージャーの仕事で大切なこと

プロダクトマネージャーの仕事

「マーケター」や「プランナー」と「プロダクトマネージャー」の違いは何だろう?
言葉の定義次第ではあるが、一つ大事なポイントがあると思っている。

「これまでマーケティング関連の仕事に従事してきた。でもエンジニアと一緒になってもの作りをするという経験は初めてだ」という人向けに、プロダクトマネージャーに何が求められるのかを書いてみたい。

 

プロダクトマネジャーの仕事はプロダクトの機能要件をエンジニアに伝えたら終わり、というわけではない。

むしろ要件を出してからからが本番だ。

企画フェーズで考えた要件通りにプロダクトが完成することは希だ。実装の過程で様々な問題に直面する。この問題を一つ一つ解決していくのが、プロダクトマネージャーの最も重要な仕事だ。

スティーブ・ジョブズがジョン・スカリ—について次のように語っている。

「スカリ—のような人間は、素晴らしいアイデアを思いついたら自分の仕事の90%は終わりだと思っている。だけど実際に偉大なプロダクトが完成するまでには、とてつもない量の妥協(トレードオフ)が必要なんだ」

JOHN SCULLEY GOT A VERY SERIOUS DISEASE. IT’S THE DISEASE OF THINKING THAT A REALLY GREAT IDEA IS 90% OF THE WORK.

※コンパクトにまとまっていたのTumblrをポイントするが、この部分は「ロスト・インタビュー スティーブ・ジョブズ 1995」に収録されている。

 プロダクト開発の過程では、企画段階で見えていなかった課題、実装上・製造上の制約により実現困難な要件、が次々と明らかになる。

そうした時に、論点の整理やファシリテーション、優先順位の判断、解決策の立案を適切に行うことがプロダクトマネージャーには求められる。

「両立が困難な要件がある場合、どちらの要件を優先するのか」

「課題を解決する代替案はないか」

「妥協の結果、当初のコンセプトから逸脱することにならないか」

こうした問題解決を主体的に行わないプロダクトマネージャーや、現実的かつ筋の通った解決策を導けないプロダクトマネージャーがエンジニアから信頼されることは難しい。互いに信頼感を持っていないチームが、素晴らしいプロダクトをつくることはできない。

 

要件一覧をつくることはプロダクト開発の入り口に過ぎない。

「コンセプト通りのプロダクトをリリースすること」

これにコミットし、確実にシュートを決めることがプロダクトマネージャーの役割だと僕は考えている。  

スティーブ・ジョブズ1995~失われたインタビュー~ [DVD]

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