小さなごちそう

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プロダクトマネジメントや日々の徒然について

キャズムをユーザー感情で考える。

Jeff BonforteのEmotional Adoption Curveがとても興味深い。

これはTechnology Adoption Curveを感情表現に置き換えたもので、それぞれ下記のように対応する。

Lovers = Innovators
Irrationals = Early Adopters
Efficients = Early Majority
Laughers = Late Majority
Comfortables = Laggards

下記のブログに要約がある。
The Emotional Adoption Curve - BizThoughts

Lovers(Innovators)は自分がクールだと感じたり情熱を感じたものを買う。彼らと同じ動機で購入する人はいないので、彼らに照準を合わせると残念な結果になる。

Irrationals(Early Adopters)は自分が強くフラストレーションを感じている問題を解決してくれる製品を買う。彼らの購入動機はマジョリティ層と同一だがより強烈だ。彼らの意思決定は経済的に合理的でないことがある。

Efficients(Early Majority)は自分の問題をリーズナブルな価格で解決してくれる製品を買う。Irrationalsと購入動機は同じだが、意思決定はより実利的だ。

Laughers(Late Majority)は有用性が証明されて使いやすく、手頃な価格になった製品を買う。問題に対するフラストレーションの度合いはより穏やかだ。

Comfortable(Laggards)は今手にしているもので十分だと思っており、新しい製品には手を出さない。他の層と同じ問題を抱えていても気にしない。

キャズム理論ではEarly MajorityとLate Majorityの間のキャズムがあるとされているが、Jeff BonforteはLoversとIrrationalsの混同に注意が促している。
InspiredにJeff Bonforteのインタビューがあり、その中でLoversとIrrationalsの違いをプリウス購入動機の違いで説明している。意訳すると次のようになる。
「Loversはバッテリーテクノロジーが好きだからプリウスを買う。Irrationalsは環境保護のために22,000ドル以上払ってプリウスを買う。問題意識の高さが彼らを過剰反応させ、多少高価なものでも購入してしまう。」
LoversとIrrationalsを混同すると痛い目に会うので、プロダクトマネージャーは注意が必要だ、とのことだ。 

Inspired: How To Create Products Customers Love (English Edition)

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