プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーはどう違うのか
両方ともPMと略されるため混同する人が多いが、プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーは明確に役割が異なる。
Quoraに素晴らしく簡潔な回答があったので引用して紹介する。
Product managers own "What" and "Why".
Project managers own "How" and "When".(a simplification, but generally holds true)
プロダクトマネージャーは、「何を作るか」「なぜ作るのか」に責任を持ち、プロジェクトマネージャーは、「いつまでに作るか」「どうやって作るか」に責任を持つ。
別の言い方をすると、それぞれ下記のような視点の違いがある。
プロダクトマネージャーの視点
・ユーザー課題の解決
・技術的実現可能性
・経済性(ビジネスモデル、4P整合性)
プロジェクトマネージャーの視点
・品質(要件の充足と不具合の少なさ)
・開発コスト
・リリーススケジュール
いずれもプロダクトが世にでるためには必要な役割でオーバラップする部分がありつつも、必要とされるスキルやマインドセットは相当異なる。
プロダクトマネージャーの求人に対してプロジェクトマネージャーが応募すると、選考が進まないケースが多い(逆もまた真なり)。求職者自身も紹介会社もこの違いを十分理解していないためだと思われる。特に受託開発でのプロジェクトマネージャーの経験が長いと、事業会社でのプロダクトマネージャーの視点への転換に時間がかかることが多いようだ。
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