プロダクトマネージャーの道具箱

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小さなごちそう

プロダクトマネジメントや日々の徒然について

プロダクトマネージャー制度を導入するにはどうすれば良いのか

プロダクトマネージャーの仕事

KAIZEN platform Inc. 技術顧問 伊藤直也さんの、プロダクトマネージャーに関するツイートがとても示唆に富んでいるのでまとめさせていただく。

僕も伊藤さんのツイートに完全に同意で、一定規模の組織ではPM中心とした枠組みを作って製品開発すべきだと思う。ただこれまでPM的役割が存在しなかった企業でPM制度を導入するのはそう簡単ではない。ロールモデルフレームワークがない状態での制度導入は難しい。

外部からPM経験のある人材を登用するのが近道だが、日本ではPM人材が少ないor可視化されていないため採用自体がそもそも難しい。(ちなみにプロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーはスキルセットが異なるので採用するときはご注意を。)

僕自身はプロダクトマネージャーの基本的な型を前職のサイボウズで学んだ。サイボウズでは製品を企画する際にコンセプトを整理するフォーマットが規定されている。担当製品のバージョンアップのたびにフォーマットに沿ってロジックを整理することで、PMに必要な基本的思考法が身についていったように思う。*1

その経験から言うと、まずはリーンキャンバスのような製品コンセプトを整理するフォーマットを導入するところからスタートするのが良いのではないかと思う。

ただ結局問題となるのは企画以降のExecutionの部分だったりする。ExecutionからがPMの仕事の本番で、PMにこの認識がないとプロジェクトは失敗する。PM制度を正しくワークさせるためには、外部からメンターとなる人を連れてくるか、PMが存在する社外のプロジェクトになんとか潜り込むなどして、PMの基本行動を目の当たりにする必要があるかもしれない。

11月に某オンライン講座でプロダクトマネジメントの授業を担当させていただく予定なのだが、PM制度導入のはじめの一歩になるような講義内容にしたいと考えている。

【10/26 追記】伊藤さんが本件についてブログを書かれています。

*1:もちろんフォーマットに沿って仕事をすればPMに必要な知識が身につくというわけではない。僕はキャリアの出発がエンジニアリング寄りなのでマーケティングの知識に乏しく、知識を補うために競争戦略やマーケティングに関する講座にいくつも通った。