小さなごちそう

プロダクトマネジメントや日々の徒然について

E-mailについてプロダクトマネージャーが知っておくべきこと

コミュニケーションの手段としてE-mailは過去のものになりつつある。

Slackは相変わらず人気だし、プライベートだけでなく仕事上のコミュニケーションもFacebookメッセージやLINEで済ませてしまう、という人も多い。メールの失敗談も良く聞く。 とはいえネットサービスにとってE-mailによる通知は、まだまだ重要なログイントリガーだ。

E-mailの特徴や活用方法について参考になる記事があったので、超訳でご紹介。 medium.com

  1. 開発リソースが不要
    配信対象のユーザーを変えて反応の違いを見る、といった方法で簡単に仮説検証ができる。

  2. 直ちに効果測定できる
    メール配信サービスの多くはトラッキングシステムを備えており、配信結果をビジュアル化してくれる。

  3. サンプルユーザーで施策のテストができる
    サンプルユーザーで配信テストをした後に本番配信、といったテストが簡単にできる。

  4. ユーザーに特定の行動を促すことができる

  5. ユーザー層に応じて最適な配信時間を探す
    ビジネスパーソンなら朝の8:00〜9:00、高校生なら学校から帰ってきた夜7:00以降、など。

  6. メール本文はユーザー情報を反映したものにする
    こんにちは<%first_name%>さん、などテンプレート上のタグをユーザー情報に置換できる仕組みを用いる

  7. ユーザー行動をトリガーにしたメールを配信する
    ショッピングカートに商品を入れた後に離脱したユーザーを対象にしたリマインドメールは、通常のメール配信時より152%開封率が高かった、という例がある。

  8. メールの件名や見出しが、通知メールの最初のUXになる

  9. テキストメールの方がシステムメールっぽさが薄い
    HTMLではなくテキストメールのほうが、人間とやりとりするような印象を与えやすい。(ベータテストを依頼するようなメールではテキストのほうがベターのことも)

  10. メール施策の成功基準を持つ
    MailChimpが業界ごとの開封率やクリック率の統計を公開している

  11. メールの種類別に購読解除できるようにする
    多くのユーザーはメールを全て止めたい訳ではなく、特定の種類のメールが不要だと思っているだけだ。

参照:What Every Product Manager Should Know About Email | by Catherine Shyu | All Things Product Management | Medium