小さなごちそう

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プロダクトマネジメントや日々の徒然について

Social Issue × Product × Scalability

我々は3つの特徴を持つ企業である。

第一に、我々はSocial Issue(社会課題)に取り組む企業である。
社会課題とは、それを解決することで世の中の構造的問題によって負を被る人が減少したり、世の中が良い方向に前進するような課題のことである。
社会課題のうち、現在我々が主に取り組んでいるのはHRと呼ばれる領域だ。21世紀の企業にとって最大の資本、競争力の源泉は「人」である。「設備」や「資金」も重要だが、何より重要なのは「人」である。人の創発的な活動の連なりが、新しい価値を生み出す。
社会に価値を生み出そうとする会社が、その戦略を実現するために必要不可欠な人材を見つけ、組織の一員として迎え入れられるようにする。このプロセスを支援するサービスを我々は提供している。これを逆側、つまり「働く人」の視点で見れば、その人が持つ強みや経験を活かし、「こういうことを成し遂げたい」という意思を実現できる場所を発見し、実際にその場所で働くことができ、そして仕事を通じたさらなる成長機会を得られる、ということである。
現状ではこのプロセスが最適化されているとはいえない状態だ。これはつまり企業組織が本来生み出すことが可能な価値が最大化されていない、ということであり、人が本来もつ能力を発揮し自己実現する機会が最大化されていない、ということである。

第二に、我々は社会課題をProductによって解決する企業である。
Productを作るにはEngineeringとDesignとProduct Managementが必要である。我々は社会課題を解決するために自らのCraftmanshipを最大限に発揮したいと考える開発者集団であり、それぞれの専門性を高めるために日々研鑽を続ける集団である。
営利企業として持続的に価値提供を続けるために、我々は自分たちが定めたビジネスゴールを達成する必要がある。また同時にビジネスゴールの達成にはユーザーゴールの達成が不可欠であるということを当然の事として理解している。ビジネスゴールとユーザーゴールという、時には相反する要求を両立させるにはCreativityが必要である。我々は、人が本来持つCreativityに敬意を持ち、社会にインパクトを与えるプロダクトを世に送り出したい、ユーザーに感動を与えるプロダクトを作りたい、と考える人達の集団である。

第三に、我々はScalabilityを重視する企業である。
Scalabilityを日本語に訳すと「大規模に実現可能である」といったところだろうか。負を感じている人が10人しかいない課題を社会課題と呼べるだろうか。100人ならどうか。1000人ならどうか。それが社会課題かそうでないかを単純に「負を感じている人の数」で定義することはできないが、我々はより多くの人の課題、より大きな社会課題を解決できる集団でありたいと思っている。そのためには我々のプロダクト、我々のアイデアを広く世に知ってもらう必要がある。知ってもらうためにはMarketingとSalesの力が必要である。また、新しいアイデアをすぐに受容できる人は少ない。よって、これまでとちがった慣習や業務プロセスを受け入れられるよう支援するSupportが必要である。
洗練されたMarketingとSalesとSupportを実現するには、ScienceとEmotionとHospitalityが必要である。こうした要素が相まってScalabilityは実現される。

以上をまとめれば、我々は「Social Issue × Product × Scalability」の会社である、ということになる。これが我々の特徴をあらわすキーワードであり、こうありたいと願う姿である。この「ありたい姿」に対して、我々はまだ未熟だ。さらに研鑽を積まねばならないし、我々の取り組みに共感し「ありたい姿」に近づくために共に努力してくれる仲間を、もっともっと増したいと思っている。