小さなごちそう

プロダクトマネジメントや日々の徒然について

「ウェブで政治を動かす!」を読み始めたよ

津田さんの「ウェブで政治を動かす!」を読んでいる。「日本でウェブが政治を動かした実例」が整理されていてすごく面白い。だけどソーシャルメディアってそんなに大したものかな、という気持ちがどうも拭えない。

デマが簡単に流れるし、偏った考え方の人に扇動されるケースも見られる。そもそもソーシャルメディアでいくら声が集まっても「一部の人の意見」に見えてしまう。実際、ソーシャルメディアのアクティブユーザーは1,000万人に満たないんじゃないかな。人口の一割以下。

だからソーシャルメディアで政治を動かすなんて無理だ、っていうことではない。マスメディアが主な情報源だった時代を考えれば、 ウェブが有用なツールだっていうことに全く異論はない。ただ日常的にネットを使っている僕の様な人間でもそう感じてしまうということは、日本で「動員の革命」が起こって世の中が変わると皆が信じるには、まだ何かが足りないんじゃないかな、と思うのです。

その辺りは4章の「ネット世論を考える」あたりで論じられてるのかな。