小さなごちそう

プロダクトマネジメントや日々の徒然について

Googleリーダーの終了は「情報の無料配信をやめます」という意味か

Google Readerはクローズのニュースを聞いて僕がまず思ったのが「Google+ページを作らないといけないなぁ」ということだった。
 
個人的には最近Google Readerにはほとんどアクセスしていない。SNSはてブ、日経電子版など有料ニュースのチェックをしているとRSSリーダーの確認まで手が回らない、というのが実情。
恐らく僕のように最新ニュースをSNSで知るという人は多くて、だからこそ企業はソーシャルメディアマーケティングに力を入れるわけだ。
 
僕の担当サービスでもFacebookに公式ページを作って、サービス最新ニュースを投稿している。ただFacebookページは購読者の全員に投稿を届けられるわけではなく、通常のポストだと恐らく10%も購読者のニュースフィードに表示されない。ニュースフィードへの表示率をあげるためにはFacebookの有料広告を使う必要がある。
 
その点、RSSの場合は無料で購読者に情報を届けられるので、情報を発信する側としてはRSSリーダーはとてもありがたい存在だ。
Googleリーダーがなくなることでこの無料の情報配信ができなくなってしまうのは、オウンドメディアマーケティングやコンテンツマーケティングの重要性が高まる中で非常に残念、というか困る。
 
もしGoogleRSSリーダーに代わる情報の配信手段としてGoogle+を、と考えているなら、情報発信者はそれに追従せざるを得ない。Google+のタイムラインにニュースを表示する確率をあげたいなら有料広告を、とGoogleに要求されれば企業のマーケティング担当者はFacebookと同様にお金を支払うことになるだろう。
 
そんなわけでGoogleリーダーのクローズには、情報の配信には今後お金をもらいますよ、という宣言に見えた。まあ検索広告でお金を取ってるわけだから、無料の情報配信はやめますよというのは当たり前といえば当たり前の結論かもしれない。