プッシュ通知の許可とアプリのレビュー依頼を上手に行う方法
スマホアプリにおいて、プッシュ通知は重要な再ログイントリガーだ。
iOSではプッシュ通知を送るために、確認ダイアログを表示してユーザーに明示的に送信を許可してもらう必要がある。ここで「許可しない」を選択されると、アプリから再度プッシュ通知のためのデバイストークンを取得できず、iOSの設定画面を開いて「通知」の設定を変更する必要がある。
Facebookアプリでは、通知不許可を選択したユーザーに下記のようなヘルプ画面を表示して通知設定の変更を促している。
ただ、ヘルプをわかりやすくしても、そもそも手順が面倒なので実際に設定変更をしてくれるユーザーは限られそうだ。なんとか工夫してプッシュ通知を拒否される確率を低くしたい。
下記の記事では、プッシュ通知の許可を上手に求める方法が紹介されている。
The Right Way to Ask Users for iOS Permissions — Medium
- プッシュ通知許可のシステムダイアログを出す前に、意向確認のダイアログを表示
- ここで拒否ならこのタイミングでは通知許可を求めず機会を改めて再チャレンジ
この方法だと仮に初回起動時にデバイストークンを取得できなくても、ユーザーがアプリの価値を実感した頃を見計らって再度通知許可を促すことができる。
【2015/1/21 追記】
上の画像で「No thanks」の箇所を「あとで」といった表記にはしないほうがいい。実際にこの手法を試してみたところ、ユーザーに「後で設定できるもの」と解釈されて、トークン取得率が下がってしまった。
下記のレビュー依頼方法については、素晴らしくワークした。
下記の記事ではアプリレビューを上手に依頼する方法が紹介されている。
The right way to ask users to review your app — Circa — Medium
こちらも参考になる。要約は下記の通り。
- 「アプリを楽しんでますか?yes/no」
- yesなら「レビューを書きませんか?」
- noならフィードバック投稿ページへ。
- これを良いユーザー体験をしたと思われるタイミングに表示。(クラッシュした後に表示されないようにせよ)