サイボウズのワークスタイル動画をみて思ったこと
話題のワークスタイル動画第2弾を観た。
サイボウズワークスタイルムービー「パパにしかできないこと」 - YouTube
センシティブな問題に真正面から取り組んでいてとても「サイボウズらしい」なと思ったのが最初の印象。TwitterやFacebookを眺めていると賛否両論の様子。子を思う親の気持ちは神聖なものだしみんな色々と矛盾を抱えながら親をやってる。社会的意義がどうあれ、そうした心情を企業のマーケティング活動に使うことについては、ネガティブな反応があることも当然予想していたと思う。
子を思う親の心情をうまく捉えたCMとしてはP&GのThank You,Momシリーズがとても好き。これは泣く。何回観ても泣いてしまう。
Olympics P&G - Thank You Mom Commercial - YouTube
ちょっと路線は違うけど最近のSUUMOのCMもうまい。キャスティングや役者の演技の上手さを含めてニクイ。
【公式】SUUMO(スーモ)TVCM 『足跡』 フルバージョン - YouTube
僕が担当者ならこういう方向でキレイにつくりたくなっちゃうけどそれじゃダメなんだろうね。
この動画シリーズのWhat to sayは「私たちはワークスタイルについて真剣に考えています」ということだろう。一方で最近よく目にするイケメン情シス広告のWhat to sayは「ワークスタイルはITで変えられます」ということだと推測する。こういうメッセージの出し分け方はすごくうまいと思う。
今回のテーマは一企業が正解を示すのは難しいし、だからこその問題提起なんだろう。青野さんは賛否両論を恐れない人だし(むしろ歓迎する人?)、第2弾で終わらずにぜひこのシリーズは続けて欲しいと思いました。