メルペイに入社しました
9月にメルペイに入社しました。試用期間が無事終了したので簡単に入社エントリを。
メルペイはメルカリの子会社で、「信用を創造して、なめらかな社会を創る」をミッションとしています。一言でいうと、モバイルペイメントを皮切りにテクノロジーによって金融領域で新たな価値を創造しようとしている会社ですね。
僕は金融について全く実務経験はなかったのですが、2016年頃にBlockchain/Bitcoinに興味を持ったことをきっかけに「お金」という人類最大の発明の一つにとても関心を持つようになりました。貨幣の歴史を紐解くとわかりますが、お金という概念を生み出したことで人と人とがより効率的に協力しあうことが可能になりました。貨幣制度をうまく作った国家が覇権を握ったり文明を発展させたりしてるんですよね。
恐らくこれからインターネットにおけるお金のあり方が大きく変わるだろう、いや、お金に関わるテクノロジーがインターネットのあり方を大きく変えるだろう、と感じています。以前Web2.0がブームになりましたが、いままさにWebがバージョンアップするタイミングなのではないかと思います。
僕はこれまで10年以上ソフトウェア業界/インターネット業界で働いてきました。その過程でソーシャルネットワーク、モバイルインターネット、シェアリングエコノミー、などの大きなWebのムーブメントをいくつも目撃してきました。ただムーブメントのど真ん中にいたとは必ずしも言えず、自分は傍観者だったという思いを拭えませんでした。だからこそ、今まさに起ころうとしている決済領域/金融領域の新しいムーブメントには傍観する側ではなく仕掛ける側にいたい。そう思ったのがメルペイの門を叩いたきっかけです。
いくつかFinTech/モバイルペイントのプレイヤーが存在するなかで「なんでメルペイだったの?」とよく聞かれるので簡単に回答しておくと、
- プロダクトのあり方や未来に関与できそうだと感じた
- 過去に仕事でお世話になったり、不思議な縁で繋がっていた人が何人もいた
- 他でもないメルカリがペイメントサービスをやることの「必然性」を明確に感じた
といったところです。
実際入社してみてどうだったか。まず入社前に色々と聞いていたメルカリグループのカルチャーや制度について内側から見ることができ、「なるほどなー、性善説に基づく制度設計とはこういうことか、うんうん」と色々合点がいった次第です。最近、社史的な本が出版されましたが、ああ自分はこの会社の歴史のいちページに参加しているのだな、と感慨深いものがあります。(まだ僕自身は然したる成果をだせていませんが)
今はあるチームのプロダクトマネージャーとして働いているですが、メンバーの半分近くがグローバルメンバーという多様性のあるチームです。これは自分にとってとても新鮮な環境でやりがいがあります。コツコツ英語を勉強してきましたが実践の場がなかったので良い機会です。とはいえ皆んな日本語を学んでいて、GOTという通訳/翻訳を支援してくれるメンバーもいるので、甘えてしまってあまり英語を使えてませんが。とても良いチームなので、近々会社のメディアで記事にしてもらいたいと思っています。プロダクトについてはまだあまり言えることがないのでまた別の機会に。
しかしモバイルペイメントの領域はアツいですね。つい先日もPayPayのキャンペーンが大きな反響を呼びました。ペイメント系各社で陣頭指揮を取られている方は異能と呼ばれる方ばかりで、ああこういう人たちとこれから一緒に日本のモバイルペイントを切り開いて行くのだなと思うとワクワクします。
メルペイでは入社者全員が中国に出張して、彼の地のモバイルペイメントを体験することになっています。僕はまだ行けていないのですが、及川さんが先日公開された深センレポートを読んで早く行かねばと思いました。メルペイは決して中国のモバイルペイメントのあり方を模倣しようとしているわけではないのですが、実装例の一つとして見ておくべきですよね。
先日はマネージャー合宿でコロニー箱根に行ってきました(コロニーは前職含めて3回目)。合宿に限らずチームビルディングの機会が多い会社ですね。
僕がインタビュアー役となってメルペイのベテランPM@kazuyaさんにインタビューした記事がちょうど公開されました。こちらも是非ご覧ください。
というわけでWe're Hiring!ですので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。
一応採用ページのリンクも置いておきますね。