これからのコラボレーションツールに必要な三つの要素
グループウェアは機能的にも市場的にも成熟期を既に迎えている。
これからのコラボレーションツールを機能志向ではなくベネフィット志向で考えると、大きくわけて二つの観点がある。
オペレーション効率化とイノベーション創造の二つだ。
オペレーション効率化は連絡事項を確実に伝えるとか、ワークフローを素早く回すとか、タスクを漏れなく実施すると言ったもの。
イノベーション創造は端的にいうと「チームで発想することを支援する」ということだ。
「チーム発想の支援」とはどういうことかというと、チームメンバー個々の気づきを集約して一人の観察力や体験の範囲では気づけない発見をする、とか、誰かのアイデアから刺激を受けてさらに良いアイデアを生む、といったことを可能にする仕組みだ。
さらにもう一つ、オープン化という軸がある。自社の社員だけでなく、取引先や顧客をコラボレーションに巻き込む仕組みが必要とされている。