小さなごちそう

プロダクトマネジメントや日々の徒然について

いかにして問題を解決するか

プロダクトマネージャーの仕事は、問題解決の連続だ。
私が日々問題解決を行う上で、留意しているポイントを3つ紹介する。

1. 問題の構造を明らかにする
「◯◯の機能をつけるのはどうか」など問題の解決策についていきなり議論しだすと話が収束しない。問題の構造を明らかにし、問題を定義しないと、その解決方法が妥当かどうかそもそも判断できないのだ。
問題の構造を明らかにするのが難しい場合は、とにかく具体的なケースを列挙するのが良い。複数の具体例を眺めていると、自ずとパターンや構造が明らかになってくる。

2. あるべき姿を描く
「理想的にはどうあるべきか」を明確にする。当たり前といえば当たり前だが、これがなかなか難しい。
「その仕様だと既存ユーザーが混乱する」「その案は◯◯氏に納得してもらうのが難しい」など、あるべき姿を実現しようとした時に出現するであろう障害にとらわれてしまい、思考を深めることができない。
まずあるべき姿をまず明確にする。現状とのギャップをどう埋めるかは、その次にアイデアを出し合えば良い。

3. 繰り返しシミュレーションする
あるべき姿を描いたら、それが本当にワークするのか繰り返しシミュレーションする。
うまくいかなそうなポイントがあれば、あるべき姿を修正する。
自分を含めた関係者が「これならうまくいく」という確信を持てると、困難を乗り越える勇気がわく。