小さなごちそう

プロダクトマネジメントや日々の徒然について

Kaizen Platform CEO須藤さんと、プロダクトマネジメントに関するセミナーを開催します。

2015年10月9日(金)19:00に東京・渋谷にて、Kaizen Platform CEO須藤さんとプロダクトマネジメントを語るセミナーを開催します。

須藤さんについてはネット上でも数多くインタビュー記事が掲載されており、ご存知の方が多いかと思いますが、現在もっとも注目されている起業家の一人。須藤さんの生トークを聞ける数少ない機会です。

▼ KAIZEN Platform Inc.須藤憲司(前編)「起業家だけでなく、従業員とその家族も含めてスタートアップ」 | 起業家たちの原点 | 現代ビジネス [講談社]

▼ KAIZEN須藤CEOはリクルート時代にも働き方をカイゼンしまくっていた!(前編) | HRナビ by リクルート

▼ KAIZEN須藤憲司に学ぶスタートアップがワールドクラスの人材を採用する方法 | スミフラボ 

私のパートの講演タイトルは「プロダクトマネージャーにたちはだかる壁をどう乗り越えるか(仮)」となっており、「そういうの、あるよね...」とPMの皆さんがシミジミできるような内容にしたいと思っております。

また、無料の懇親会が予定されており、プロダクトマネジメントに関わる人たち同士がコミュニケーションできる機会でもあります。このブログをご覧の皆さまはぜひご参加いただきたいイベントです。お申し込みと詳細情報はこちらから。

 このイベントに対する個人的な思い

プロダクトマネジメントトヨタの「主査制度」を米国が研究した結果、と言われています。下記は「タレント」の時代からの抜粋です。

トヨタの仕組みを理解した一部の人たちが、主査制度を社会の仕組みにまで発展させてきた。それが最近のシリコンバレー復活の主な原因である。
トヨタの主査制度は「タレント(才能ある人材)を中心として価値を生み出す仕組み」だからである。シリコンバレーはその仕組みを、一つの起業の中ではなく地域全体に拡張したのである。
(「タレント」の時代 p.252)

トヨタのような大企業では、会社が主査に、資金も人材も設備も提供する仕組みが取られている。主査自身も社内で計画的に育成する。(中略)しかし、シリコンバレーには、トヨタのような企業も企業文化もない。そこで、シリコンバレーの一部の人たちが考えたのは、まず主査の要件を満たすタレントを発見して、その人を中心に仕組みをつくることである。
(同 p.262)

 渋谷がビットバレーと呼ばれてから10年以上経ちますが、東京がシリコンバレーに匹敵する価値創造の中心地となるには、プロダクト開発を牽引するタレントとしてのプロダクトマネージャーの存在が不可欠だと考えます。

私自身、プロダクトマネジメントについて日々悩み模索する立場ですが、今回のイベントをプロダクトマネージャーが会社の枠組みを越えて互いに繋がり、継続的にノウハウを共有するきっかけにしたいと思っています。

(追記)イベントレポートを公開しました

tannomizuki.hatenablog.com